キッチンやお風呂などの住宅設備をショールームであれこれ悩むのは、注文住宅の楽しみのひとつ。前回の記事に引き続き、実際にわが家が検討したオプションと見積もりをご紹介します。あくまでもわが家が注文した2023年末時点での仕様・価格ですのでエンタメのひとつとしてお楽しみいただければ幸いです。
今回はキッチン編なのですが、わが家は「とにかくあまりお金をかけすぎない!」をモットーに家づくりをしたので、クォーツストーンなどの高額オプションは選定していません。お金がないけど最適解にしたい!という方向けのオプション紹介記事です。
このブログは、貯金大好き♡妻いくらが、お金を使うほうが得意♡な夫との結婚生活において楽しく貯めて楽しく使う様を日常のおもしろ話やプンスカ話とともにご紹介する家計最適化実験ブログです。
わたしの試行錯誤がだれかお役に立てたら、と思って恥を晒していきたいと思います。
契約前にぜひ。ぼったくられないためのひとてま。
契約前にぜひぜひ。後悔しない注文住宅ことはじめ。
キッチンはタカラスタンダードに決定
オフェリアに決めた理由
タカラスタンダードの魅力の最たるものといえば、なんといってもホーロー!
圧倒的家事ラク!日々のお手入れは水拭きでOK、ゴシゴシこすっても傷つかない!
マグネットがくっつく!浮かせる収納が可能になり、ホコリがたまりにくくお掃除しやすいキッチン収納が実現✨
もともと、ホーロー鍋やガラス製品などが好きで調理器具としても多く使っていました。
少し重さは気になるけれど、キレイの保ちやすさについてはホーローはピカイチ!!!というのを実感としてもっていたので90%以上の気持ちでキッチンはタカラスタンダードと決めていました。
オフェリアは、タカラスタンダードのホームビルダー向け規格品。最安仕様だとわが家のように「食洗機なし」タイプになると思います。ぜひ契約前にいくらくらいの金額でどのくらいのレベルのキッチン設備が選べるのか確認してみてください。
人気があるので情報もたっぷり!
タカラスタンダード「オフェリア」は、とても人気のあるプランなのでInstagramでも情報がたっぷり。
課金の勢いもすごいですが(苦笑)、オプションを検討したり営業さんに伝えたりするのに困ることがなかったです。
気になるオプション金額は…
レンジフード【VRAS型】 | 103,400 |
レンジフード【VRAT型】 | 81,700 |
ホーロー底板仕様 | 30,000 |
ソフトクローズ機能 | 21,700 |
らくエルシンク | 36,700 |
カップボードW1800✕H1040 吊り戸棚H700 | 270,000 |
カップボードW1800✕H1040 吊り戸棚H500 | 261,700 |
ざっとこんな感じです!
レンジフードの松竹梅
わたしたちのハウスメーカーでは、実はタカラスタンダードの標準レンジフードがブーツタイプの賃貸住宅についてくるようなものだったのでレンジフードへの課金はマスト。
VRAS型は、パーツの100%がホーロでできており洗うのがラクなのはもちろんのこと、パーツの付け外しもワンタッチでできるくらい簡単に作ってあります。
VRAT型は、パーツのうち一部分がホーローでできているタイプで、付け外しもちょっと確認が必要。
レンジフードは毎日洗うものでもないし少しでも予算カットするためVRAT型でもいいかな…と思ったのですが、月に1回〜それ以下しか洗わないところがめんどくさい仕様だったら余計にめんどくさくならないか…?と思って松コースであるVRAS型にしました。
見た目の美麗さにまったく関係ないところに追加でお金をかけるのはなんか嫌でしたが仕方なし。
採用しなかったオプション
ずばり、ホーロー底板です。
採用しなかった理由は、これまでの人生でキッチンの底板を醤油や油でビタビタに汚したことがないのとどうせ数十年先にはリフォームが必要になるだろうし、最初から全部トッピングしなくていいやと思ったからです。
非推奨だけど採用したオプション
インスタ界隈では非推奨ですが採用したオプションは、2つです。
高さ104cmのカップボード
吊り戸棚
です。
キッチン背面のカップボードを標準高さ(85〜90cm)ではなく104cmにしました。
カップボード下に現在使用中の45リットルサイズのゴミ箱を置きたかったからです。明らかに炊飯器のご飯は盛りにくくなりますが、それは旦那氏がやってくれてるのでOKにしました。
また、最近悪者にされがちな吊り戸棚。
賃貸っぽい、そもそも高くて手が届かないからここに入れたものは使わなくなる、などディスられてます。
わたしはこれまでの人生で吊り戸棚を使わなかったことがないし、台に乗って出し入れするのを苦痛に感じたこともないし、収納はあって困ることはないけどないと困る、という考え方だったので設置しました。
その代わり、天井からズドンと設置すると圧迫感があるので小さめの50cmサイズにして天井に少し余白をつくることにしました。
こんなオシャレじゃないけど、イメージはこんな感じ。
天井と吊り戸棚の上に空間があります。ただし、掃除がめんどくさい。
まとめ
見積もりは遠慮しないで
ショールームに行くと「後からでも変えられますよ😀」と言われるので、「あ、じゃあ迷ったらまた…」と、特に家づくり打ち合わせ初期は遠慮しがちですが
やりたいことは、その場ですべて伝える、すべて見積もりをとる
これがスムーズにコトを運ぶ鉄則です。
打ち合わせが始まるとわかると思いますが、ズラリとオプション価格一覧を見せてくれるわけではありません。
「これはいくら?」
と確認すると、スススーーーーッと後ろに隠れていってゴニョゴニョなにやらやり取りがあって
「お見積りはこちらでございます」
と金額を教えてくれます。これのやりとりにだいたい1週間かかります。
結婚式場や住宅業界ならではの闇だと思いますが、おそらく取引先との卸値のやりとりなど、きっちり利益をおさえるための大人のやり取りが発生しているのでその場でオプション費用を即答はしてもらえません。
しかし工期スケジュールが決まっているし、それをずらすと追加費用がかかるので、ゆったりあれこれ悩んでる時間がないのです。
やりたいことはすべて初回で見積もりをとり、後から取捨選択をするスタイルがおすすめです。
住宅設備の寿命
最初から完璧を目指そうとしないのも、個人的にはおすすめしたいです。
上を目指そうとするとキリがないですしお金もまぁまぁかかります。
ですが、住宅設備には寿命があって数十年後にはリフォームが必要になることが予想されます。
今回のキッチン選定にあたりどこまでお高めのホーローを取り入れるかは迷いましたが、ホーローだけ生き残ってもそれ以外のIHパネルや木造部分が傷んできたらいずれにせよ交換は必要です。
それに、技術は日進月歩ですから最初から予算全投入するより程々にしておいて、もっといいものが出たときにリフォームする経済的・心理的ハードルを下げておきたかった、というのもあります。
というわけで、わが家のキッチンオプションはこのへんで。
これから家を建てる方が色々と悩んで楽しい打ち合わせができますように。
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