本日の読書感想文は、ご自身もサラリーマン投資家であり投資本紹介YouTuberとしてもご活躍のタザキさん『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』です。
「どれどれ、今日はこれでも読むか…」と思って読み始め、2時間ちょっとで読了。
読書して体が凝り固まってしまったので、サイクリングに出かけました。
近所のお店の植栽のこちら、い〜い香り〜と思ってGoogleレンズで調べたら沈丁花❁
わたしが生まれて始めて買ったCDでもあるユーミンの名曲「春よ、来い」の歌詞にも出てきますが、まさかこれだとは思いませんでした!!!
投資をサイエンスしたい方におすすめ
結論から申しますと、「投資を科学的に分解して考えてみたい方におすすめ」な本だと思いました。
比較のために持ち出しますが、横山光昭さんの『3000円投資生活』は初心者向けでわかりやすく、まずはこれをやってみればOK、順々に学んでいこうね☆的な入門書という感じでした。
こちらはまったく毛色が違います。
投資の心構えやお金というものの捉え方などの導入がないわけではないですが、それよりも、投資の世界においてよく議論になるいくつかのテーマを、名著の執筆者(例えばグレアムなど)の名言を度々引用しながら、このテーマに関してはこういう主張があってこの見方が現在は主流、だけどこういう別角度の視点だったり、あるいはデメリットもあったりするよね、のように、分析的に紐解いて説明していくことに重点がおかれていたように思います。
投資そのものや投資商品、株式市場についての考え方、分析手法等々に至るまで徹頭徹尾ロジカル!!!って感じ。
初心者が読むにはちょっと難しいかな、と思いました。
投資はやっているし、多少は勉強しているつもり。だけど、その知識、人に教えられる自信ある?
というレベル感の人にぴったりの本だと思います。
ちなみに、投資の正解ってなんなのさ?ということへの現状著者が考える最適解としては、帯にもう答えが書いてあるのでネタバレもくそもないと思いますが、コア・サテライト投資です。
投資商品のあれこれ、分析手法、市場ヒストリー、著名な投資家の智慧の数々を多角的に分析・統合して最適解を導き出す…まさに著者タザキさんの膨大な量の読書の、量質転化の結晶的な本でした💎
タザキさんのYouTubeの紹介動画を見て、実際に読んでみたいなと思って買った本も何冊かあります。
自分だけで情報収集しているとどうしても自分好みの情報しか集まってきにくくなってしまうので、そういった意味でも助かっています。
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