給付金活用でミドサー異業種転職大成功!キャリア形成と自己投資は賢くやるべし

いきなりですが、ちょっとなまぐさい話をします。

わたしが介護士になった理由は、ここには書かない壮大なビジョンもあるのですが

  • 職の少ない地方でも、安定した収入・雇用環境が見込める
  • 最小の自己投資で、一定レベルの投資回収が見込める
  • 専門技術が身につく(年次だけいってるお局に苦しめられない≒転職が容易)

に魅力を感じてのことでした。

将来のビジョンがあるから続けられるわけですが、それだけでは飯は食えません。

目次

介護士は、悪くないと思う理由

もともと、前職でプチパワハラを受けたこともあり、絶対に家業的な法人では働かないこといつでも辞められる専門技術を身につけることを目指しました。

人口減少が凄まじい地方都市では大企業への転職は望みが薄いですし、わたし自身が免許資格で証明できない営業スキルなどをアピールする転職面接活動にめちゃくちゃ嫌気がさしていたのも、この考えに至った理由です。

    

介護福祉士というのは、確かに3Kと揶揄されるようにめちゃくちゃキツイ。

なにがキツイって、排泄や認知症のあれやこれやご本人さんへの対応ではなく、家族をはじめとした周囲への対応がキツイ。

「介護保険を払っているんだから!」と何でも要求してくる家族。介護保険内で受けれるサービスとはつまり、誰でも良心価格で泊まれるビジネスホテルクラスのサービスなのに、なぜか支払い金額の大小を無視して「保険料を払ってきた」という事実だけで、シティホテル並のサービスを要求する、そんなことがまかり通りがちな世界線。それが、わたしが知っている範囲での、介護業界です。

でも大丈夫。

あくまでも勤務時間の8時間をきっちりこなせばよく、ノルマに追われて電話で上司に激詰めされたり会議で吊るし上げられたり、新しいプレゼン資料を休日に作る必要もないのだから。

わたしはいくつかの会社にお世話になった経験があるので、キラキラした高給取りの人が水面下でモーレツな努力をしてその地位にいることを知っています。

ラクして稼いでいる人はいないし、その職業にはその職業の良いところ・大変なところ・汚いところ 等々あります。

その点、業務範囲が明確でほぼ定時で退勤できるから副業をする体力が温存でき、勤務先を選べばそこらの事務職よりも手取りは多く、実際に勤務先を選ぶことができる。ここ大事。釣り求人だけじゃない。

わたしにとって、介護職はメリットの宝庫です。

ただ、これ1本で豊かな家計を成り立たせようと思ったらキツイかもですが。

投資は費用対効果の見極めが大切

同じ高齢者施設で働くにしても、当然看護師のほうが基本給は高いです。そのため、わたしもはじめ看護学校への進学と看護師への転身を検討しました。

20代なら迷わず進学したかもしれませんが、若さがない分自己投資と投資回収のプロセスはある程度の年齢を超えたらシビアに見極める必要があります。

社会人から看護師になるためには学費+当面の生活費で数百万円の資金が必要になります。在学中は実習等でアルバイトも難しいでしょうし、時間的にも金銭的にもかなりの拘束となります。日本には、「専門実践教育訓練給付」なるありがたい制度があり、進学費用の50%を補助してくれる給付制度もありますのである程度自己負担額は減らすことができます。

大人しく働けば、年収400万円✕3年間で1200万円を稼ぐことができますが、看護学校に行った場合はこの収入は見込めません。

この金額を看護師としてリカバーしようとすると、場合によっては定年を迎えてしまう…

「学びたい!」という自己実現での進学であれば、投資ではないので好きにしなされやというところだったのですが、あくまでも生活の糧を得るための手段として自分にいくら投資していくらの収益が見込めるかと考えた時、看護学校進学はよい選択ではなかったので、働きながら介護福祉士の資格を取る道を選びました。

自己投資というからにはリターンがプラスにならなければ意味がありません。

介護福祉士になるのにかかった費用と投資回収

では、介護福祉士の道を選択してどうだったかというと。

心理的には前述の通り満足いっているので、投資回収効果のところを振り返ってみたいと思います。

介護福祉士資格 取得のためにかかった費用は0円です。

介護職のスタートラインである「初任者研修」は、雇用保険に加入していたため「一般教育訓練給付」+転職先の施設の補助金を使用したのでお金はかかりませんでした。

介護福祉士国家試験の受験資格として必要な「実務者研修」は10万円かかったのですが、県の介護福祉士等育成貸付金を借りたので0円です。こちらは各都道府県で制度を調べてみてほしいのですが、一定期間介護福祉士として勤務することで返済が免除される無利息の奨学金のようなものです。

年収は、最新値で前職より80万円UPです。

金銭的な投資なくしてリターンが得られているわけがわからないプラスの状況です。その前の仕事がぼったくられすぎてたということもありますが。

給付金や補助金、便利な制度など知っていれば得する情報は、しれっと教えてくれなかったりしますのでどんどん調べて聞いて仕入れていきたいですね。

現在の自己投資状況

一般教育訓練給付を使用したあとは、雇用保険加入期間3年の期間をあけないと給付申請の権利がありません。

その3年間を待って、専門実践教育訓練給付を使用して受講しているのが「社会福祉士一般通信学科」です。

学費で50万円ほどかかりましたが、最大で70%が給付金で戻ってきます。最悪試験に一発合格できなかったとしても、半額の25万円はキャッシュバックがあるということになります。

なかなかレポート課題が重くて大変ではありますが、負けずに頑張りたいと思います。

   

趣味で、余裕資金の中で進学したり資格スクールに通うことはいいと思います。学ぶことは一生楽しめる趣味なので。ですが、「華麗な転身」を夢見てやみくもにお金を突っ込むのはあまり賢い選択とはいえないと思います。目的がなんなのかを見極めて、自己投資じょうずになりたいものです。

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この記事を書いた人

雪国でたくましく暮らすアラフォー兼業主婦。
お金を貯めるより使うほうが得意だったけれど、ある日貯金に目覚める。
料理が好きなので、いかに安く美味しく食べながら貯金を最大化するかを日々研究中。
#ファイナンシャルプランナー #介護福祉士 #節約レシピ

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