株主優待
なんて甘美な響き…♡
家計管理をきちんとしてある程度インデックス投資が膨らんできたころ、なんとなく他の投資にもチャレンジしてみたいという気持ちがむくむくと膨らんできました。
わたしの株デビューは「なんか株主優待がほしいんじゃ!」という願望から始まりました。
子どもを海にいきなり放り込んだら危ないですが、波打ち際で貝を集めるくらいならレジャーになります🍉 株式市場という大海原の、波打ち際で浮き輪に乗ってちゃぷちゃぷ遊ぶくらいのゆる〜〜〜〜〜いペースであくまで趣味の範囲で投資を楽しんでいるわたしのつぶやきをまとめた、まったく参考にならないカテゴリです。まったく参考にならないカテゴリです。
株デビューさせてくれたヤーマンには感謝しかない
わたしの個別株投資デビューは6630 ヤーマン株式会社 でした。
EMSなどを活用したフェイシャル、ヘッドスパ等の美容機器やダイエット目的の健康器具などを取り扱っているメーカーです。メディリフトなどは一時期入荷未定になるほどヒットしていましたね。懐かしい。
そんなヤーマンに目を付けたのは、言うまでもなく株主優待券がもらえるから!
わたしにとっての美容家電って身銭を切ってまではほしくないけどちょっと資金援助してもらえるなら買ってみようかな…くらいのちょうどいいポジションでした。
ヤーマンの株主優待情報(2024年度)
出典:ヤーマン株式会社 公式ホームページより
こんな感じで、100株保有+長期保有のプレミアムがついてまぁまぁの割引券をいただくことができます。
運命の買い注文
みんかぶなどのサイトで株主優待情報を検索しまくって「よし!やっぱりヤーマンにしよ!」と心に決めていましたが、なかなか実行に移すのは怖かったです。
日常生活では、100円払えば100円相当の便益が得られます。株式のように、10万円で買ったものの紙切れになるリスクが0ではない買い物なんて人生初です!
その日はたまたま仕事が休みだったので資産整理も兼ねて証券口座にログインしてあれこれやっていましたら、株価が今まで見たこともない金額まで下落していることに気がつきました。
2020年3月のコロナショック、まさにその日でした。
このタイミングだ!と、そのまま1単元を自分の中で「ここまで」と決めていた指値注文・無事約定しました。
コロナ蔓延は、あくまでも株式投資市場に限った視点で見れば、まさに買い手にとっては稲妻が光る一瞬でした⚡
ヤーマン株から学んだこと
2024年の今振り返れば、まさに完璧といってよい底値で購入することができたのがわかります。
その当時、決算書のチェックなんかしてもいませんでしたし投資の勉強など一切しておらず、持っていた知識は「株は値動きがある。どうやら100株持っていると株主優待がもらえることもある。」本当にこんなもんでした。完全なギャンブル(投機)💣
ただ、今色々な知識を増やしていく中で思うのは、たくさんの投資本で指摘されているポイントをわりと抑えているなということです。
何のビジネスをしている会社なのか、理解している銘柄を選ぶ
会社が潰れてしまったら元も子もありません。
が、何のビジネスをしているのか理解できないならそういった肌感覚すら持つことができません。
ウォーレン・バフェットも「自分が何をしているかわかっていないときに負ける(意訳)」と言っています。
その点、ヤーマンは製品も理解していましたし「メイク男子」が現れた頃でしたのでこれから美容は女性だけでなく男性にも浸透していくだろうから美容家電市場はまだまだ伸びるだろう、となんとなくアタリをつけていました。
今もこの自分が理解していないものには手を出さないルールは守っているので、盛り上がっていた半導体銘柄などは勉強する時間ないのを言い訳にノータッチです。
ただ安いのではなく「割安」なタイミングで買う
安い株を買ったら勝手に上がっていってキャピタルゲインを得られるほどには、株式市場は甘くないです。
例えば、iPhoneで考えてみましょう。 ※条件は仮です。
新品・最新iPhone(公式サイト販売) | 14万円 | まぁ妥当かな・・・ |
1世代型落ちiPhone(公式サイト販売) | 8万円 | え、ちょっと安くない?お得じゃない? |
新品・最新iPhone(どこぞの通販サイト販売) | 9万円 | ん?本当に本物…??? |
1世代型落ちiPhone(どこぞの通販サイト販売) | 4万円 | んん??怪しすぎる… |
製品としての価値を担保しながら最安値で買う・価格と価値のバランスがいいところで買う ということが大事。
本物かどうかわからないiPhoneが破格なのは当たり前です。実は偽物かもしれないのですから。
こんな感じで、「この会社の株価がこの金額なら安い!」と思った時が買い時で、そこまで待てるかが大事だと学びました。
「この株を買おう」と決めた後は、自分なりの割安価格を考え、その付近になるまで株価Watchを続けて淡々とタイミングを待つことが大事なんだなと思っています。
デイトレーダーのようなことをやろうとしない
そもそもの動機が「株主優待」だったのも功を奏したと思います。
値上がりしたら売ることを前提に購入していないので、値段が上がろうが下がろうが心が完全に凪の状態で長期間保有することができました。
その結果、株式市場は勝手に息を吹き返し一時2,186円の最高値。瞬間最大風速で4倍まで成長したことになります。(今はまた900円台をゆらゆらしていますが)
短期でキャピタルゲインを狙うデイトレーダーのマネごとをせず、「この会社を応援したい」という気持ちで長期保有するのが結果として大きな価値を生んでくれたのだと学びました。
というわけで、わたしにいろいろなことを教えてくれたヤーマンの株は個人的記念株ですので今後も大事に持っておこうと思います💹
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