節約ことはじめ

目次

はじめに

はじめてひとり暮らしをするとき。

結婚などでお金の出入りがガラッと変わるとき。

「お金大丈夫かな…」と心配になることがありませんか。

月収●●百万円!!!セミリタイヤ!!!じゃなくていいから、そこまでお金の心配をせずに健康的な生活を送れて余暇もそれなりに楽しんで暮らしていきたい。

つまりは「このまま進んでいけばきっと大丈夫!」と、自分の行動に自信を持ちたいなぁと思いながら色々と悩み考えながらやりくりしてきました。

ひとり暮らし期間と合わせてもまだ20年やそこらのやりくり履歴なのですが、なんとか楽しく暮らしながら貯められているので、ここまでの振り返りもかねてどなたかのご参考になれば幸いです。

これからわたしの1年間のお金のやりくり方法をご紹介していきますが、情報量が多くなるのでところどころ別記事にリンクさせています。もしよかったら、こちらのページを☆お気に入り登録して、いつでも帰ってこれるようにしていただけると読みやすくなると思います。

年間予算をたてる

なにはともあれ、家計の全体像を把握しましょう。ダイエットと同じで、現実から目をそむけてはいけません。

わたしが現在つかっている自作Google spreadsheet をこちらの記事で紹介していますので、そもそも年間予算の書き出し方法から教えてよ!という方はぜひご参考になさってください。

生活費・年間固定費・貯蓄 にわけて考えよう

生活費とはなんぞや?

家賃や食費、水道光熱費、スマホ代などなど…毎月必ず出費がある項目のことです。

毎月でなくても、ほぼ毎月支出があるようなものは、金額を月割りにして生活費に組み込みます。

×12ヶ月 して、1年間の生活費を計算してみましょう。

年間固定費とはなんぞや?

自動車税や各種保険料の納付などなど…毎月〜隔月ほど頻繁にある支出ではないけれど、1年間を振り返ると必ず支払っている出費をこちらにリストアップしていきましょう。

貯蓄とはなんぞや?

なんぞやもないのですが、まずは1年間で貯めたい金額を書き出してみましょう。

こちらは÷12ヶ月分して、毎月の収入から先取りすべき目標貯金額を計算してみましょう。

無理な計画になっていないかチェックしよう

1ヶ月に確実に得られる収入(残業代などは入れない手取り)の合計 ×12ヶ月 = 1年間の収入

から

支出+貯金 の合計

を引き算します。どうでしょうか、プラスになりましたか?

プラスになるのであれば、貯金額をUPするのがおすすめです。もしプラスが〜数万円程度であれば、「なにかあったときのゆとり」として毎月の定額貯金に含めずともよいと思います。

問題はマイナスになってしまった場合です。

収入に対して予算が高くなりすぎていないか検討する必要があります。それぞれの項目が、手取り収入の何%になっているか見直してみましょう。家賃に関しては、過去記事もご覧ください。

この 月収 ー 総支出 の計算は、必ずプラスにするように調整しなければなりません。

なぜなら入ってくるお金以上に使ってしまっていたら、いずれ立ち行かなくなってしまうからです。

現状を振り返って赤字ギリギリ、はたまた赤字になってしまった場合は、残念ながら身の丈に合わない贅沢な暮らしをしてしまっているということ。どこかを必ず小さくする必要があります。

「毎日納豆ご飯を食べれば食費30000円でいける!」

でも、それって一生続けられることなんでしょうか。

ダイエットと同じで一瞬の我慢は絶大な効果を生みますが、そのときに積み重ねたストレスが爆発したら大変です。1万円を惜しんで、こっそりカードで数万円のお買い物をしてしまっては意味がありません。

さらに注意したいのが、住居費や車のローンなど「大きな買い物」があとからジワジワ家計に響いてくることも多いということです。

この家計見直しは1回やったら終わりにするのではなく、ライフステージが変わる、大きな買い物を控えている、など定期的に見直しをする+実際にお金を動かす前に試算するのに活用するのがおすすめです。

ボーナスを当てにしたらだめ?

基本的には、あてにしないほうがよいと思います。

当たり前ですが、ボーナスは急になくなることがあります。

わたしも1回目の転職で経験しました。雇用契約書に「賞与あり(業績による)」と書いてあったので、そのとおり、業績が悪化して入社2年目からボーナスが完全になくなりました。

「ボーナスを収入に入れないと、生活できないよ」

厳しいようですが 今の生活レベルはあなたにとっては高すぎる・お金を使いすぎ ということです。

例えば新入社員のころ手取り15万円で生活していたのに、今手取り20万円で「生活できない!」というのであれば15万円時代の生活レベルに戻して5万円貯金できる家計に戻す必要があります。

収入をどれほどかき集めてもまとまった貯金ができないようなら、このページを見ている場合ではないので今すぐしかるべきところに相談にいってください。

キャッシュフローをつくる

キャッシュフローをつくる目的

1年間の予算の枠組みができあがったら、次にお金の流れを把握していきましょう。

サンプルとして作ってみました。一部、2023年を消しきれてない…

このように、月々の収入や支出を、日付を入れて書き出していきます。

その時できるかぎり正確に計画してほしいのが赤丸をつけた「固定費支出のタイミング」です。

年間予算方式の落とし穴。

月々の生活費は毎月のお給料からはみ出ないようになっているはずですが、固定費はそうならないことがあります。というのも、1年間の収入が計画通り入ってきて1年間の支出も計画通りいった場合に黒字になるように予算組みをしているからです。

毎月10万円入ってきて8万円で生活しているとすると、2万円の余剰金が生まれます。この余剰金をあてにして固定支出を支払っていくイメージです。ですので、家計管理1ヶ月目には2万円の余剰金しか口座にないのに、同じ月に2万円以上の固定支出が発生すると一時的に家計が赤字になってしまうのです。

キャッシュフローは、その「一時的な赤字」をカバーするだけの残高が口座にあるかないかを把握する役割をもっています。

定期的に答え合わせを

このキャッシュフローも、年間予算と同じく定期的に実数値と比べて答え合わせをしていきましょう。

どうしても予算からはみ出てしまうこともあります。家計管理において最も避けたいのは、見てみぬふりをしたままで、どんどん赤字が大きくなってリカバーがきかなくなることです。

現実をしっかり見ることが、ほんとうに大切です。

貯金は先取りが大原則

まず作りたい3つの口座

「お金に名前は書いてない」と言いますが本当にそのとおりで、手元に貯金すべきお金と生活費としてのお金を一緒くたにして持っておくとお金は貯まりにくいです。

最初からなかったものとして、機械的に一定金額を貯めていく。

これが確実に一歩一歩お金を貯めていく上での重要なポイントで、そのためにおすすめなのが「生活費口座」「貯蓄口座」「証券口座」の3つの口座を持つことです。

生活費口座のおすすめ

生活費口座としておすすめなのは住信SBIネット銀行です。

ポイントは以下の3つ。

  • コンビニATMで、およそ1ヶ月に必要なお金の出し入れを無料で行える(ステージ特典)
  • 同一口座内で「お金の仕訳」が可能となる目的別口座が無料で作れる
  • SBI証券での資産運用に際して、必要な資金を無料で自動振替できる

ランク特典としてATM手数料が数回無料になる

住信SBIネット銀行では残高や利用サービスに応じてユーザーランクが定められており、それに従ってコンビニATM入出金手数料が無料になる特典があります。回数は条件ごとに異なりますが、最低でも月2回。

つまり、①給与口座を生活費口座に入金、②生活費口座から当月生活費を出金、の2回は無料になるということ。そして、それが全国津々浦々にあるコンビニATMで可能なのです。そもそも銀行に足繁く通うようではお金は貯まりませんので、この最低2回の無料入出金サービスがあれば問題ありません。

とっても便利な「目的別口座」

普通口座内に、目的別口座という「お金の引き出し」を無料で作ることができます。

例えば自動車購入費用のように「●●万円貯める!」という目的のもと毎月せっせと普通預金から移動してもよいですし、近い将来につかう予定があるので投資や貯金には回せないが手をつけてはいけないお金(入学金など)を分けておくのにもよいです。

この目的別口座にお金を移動するとアプリTOP画面の「普通預金口座残高」にはその分の金額がのってこなくなるので、実際にはお金があるけれどアテにせず暮らしていくことができます。「ま、いっか。お金あるし」と財布の紐が緩むのを防げるよいサービスだと思います。

SBIハイブリッド預金と定額自動振替サービスで貯金は天引き

住信SBIネット銀行では、SBI証券口座へのリアルタイム送金的に活用することができる「SBIハイブリッド預金」という口座を持つことができます。

この口座の残高はSBI証券の買付余力に反映されるので、SBI証券口座の残高(買付余力)が0円だとしても、ハイブリッド預金口座に残高があればその金額をSBI証券での買付余力に反映することができるのです。

SBI証券と住信SBIネット銀行口座を開設・設定SBI証券で毎月定額買付を設定住信SBIネット銀行で、ハイブリッド預金への定額自動振込を設定

口座開設とともにこのフローを設定することで、毎月給与天引き状態でザクザクお金が貯まっていきます。

わが家では毎月25日(給料日)に自動的に投資金額相当分を資金移動しています。

証券口座のおすすめ

SBI証券 などのネット証券口座がおすすめです。手数料も安いですし、すべてネットで完結できるのは日中働いている世代からしたらありがたい。

とっかかりになる節約の一歩

まずは格安SIMに切り替えよう

今現在大手キャリアでスマートフォンの使用料を支払っている場合は、すぐに格安SIMに乗り換えることをおすすめします。

今は来店せずとも完全オンラインで申し込みが完結できる業者も多いですし、ほぼ労力ゼロで数千円の節約ができるので、やらない手はありません。

え〜、でも安かろう悪かろう、じゃないの?

そんな心配が頭をよぎる場合は、ahamoやUQmobileなど大手キャリアがサブブランド的に展開している格安SIMを選ぶのがおすすめです。どちらも通信に使用している回線はdocomoやKDDIなどと同一ですし、サービスレベルも(完全オンラインのみ、など縛りはありますが)きめ細やかです。また、au PAYなどキャリア決済も同様に使用可能ですので、これまでの利便性を犠牲にすることなく月額使用料のみをカットすることができそうです。

⬇わたしが使っている格安SIM「楽天モバイル」のレビューはこちら

キャッシュレスの波に乗ろう

スーパーやドラッグストア、オンラインショッピングに至るまで、現在はキャッシュレス決済がごくごく当たり前の世の中になりました。COVID-19の流行から特に意識されるようになりましたが、物理的接触を極力避けようとする感染対策によりキャッシュレス化の流れはさらに加速したと言えます。

    

この流れにはぜひ乗っていきたいところです。

例えばスーパーで1000円支払う場合…

現金だと、 1000円は1000円です。財布から夏目漱石先生あるいは野口英世先生が1枚旅立ってゆきます。

ところが、クレジットカード等のキャッシュレス決済ですとだいたい100円=1ポイントつきますので1000円の支払いが実質1000円ではなくなります。

1000円ー10円(ポイント還元1000円÷100円=10ポイント)=990円

これで見るとたかが10円なんですが、ありとあらゆる支払いをクレジットカードで行っているとこの効果はチリツモで大きくなっていき、気がついたら「1年に10,000ポイントも貯まってた」なんてことが起こってきます。

これは現金払いではできない節約であり、なんの労力もかからずできる節約でもありますのでぜひ取り組んでいただきたいです。

ひとつ注意点があるとすれば、財布の紐を自分で絞れない方はやめておくべきです。

キャッシュレスはお金を払っている感覚が薄いので、なんなら無限に買い物ができるような気にさえなりそうです。そのため「いくら使ったか」「予算進捗はどうか」というセルフコントロールがしっかりできている大人向けの支払い方法だと言えます。

家計は月に一度は見直しを

わたし流 家計簿のつけ方

おすすめの家計簿アプリ

わたしのおすすめはMoneyforwordです。

zaimも評判がいいので使ってみましたが、画面などがマネーフォワードに比べるとごちゃついていると感じられました。

今は、家族の家計簿はマネーフォワードで、自分のおこづかい管理はzaimで、と使い分けを行っています。最初はマネーフォワードでログアウト&ログインを繰り返していましたが、めんどくさくなってしまい使用頻度の高い家計簿にマネーフォワードを譲りました。

番外編 予算が守れる献立ノート

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