マイホーム戦記【3】| 人生100年時代のライフプランは、こう考えよう

このブログは、貯金大好き♡妻いくらが、お金を使うほうが得意♥な夫との結婚生活において楽しく貯めて楽しく使う様を日常のおもしろ話やプンスカ話とともにご紹介する家計最適化実験ブログです。

わたしの試行錯誤が同志への参考として、そして若者への反面教師(?)としてお役立ていただけたらと思って恥を晒していきたいと思います!

今回は、マイホームのお話。

前回まではこちら。

目次

ライフプランを考えてみよう

マイホーム計画は、家計を見直すチャンス

前回、マイホーム計画は以下の順番で進めていくことをおすすめしました。

  1. どういう人生を送りたいかイメージする。(できるかぎり長く。平均寿命くらいまで。)
  2. その生活に必要なものを洗い出す。
  3. 「その生活に必要なもの」のために必要なお金を洗い出す。
  4. 住居費にかけられる予算を決める。
  5. 住居に求める条件を洗い出す。
  6. 住居費予算と照らし合わせて「ちょうどいい塩梅」を決める。

マイホーム計画が持ち上がるタイミングは、家計の見直しにもピッタリのタイミングです。

わが家もこれまでファジーになっていた部分を洗い出してみると「あれ、持ち家にしたほうがお金貯まるじゃん…」という意味不明な現象も起きようとしています。

ぜひ、自分自身やパートナー、家族とじっくり向き合い将来について想像してみてください。

ライフプランは、エクセルに必要項目を打ち込んでいけば誰でも作れます。ネットに便利なツールも溢れています。不動産屋さんやハウスメーカーさんは「家を売るまでは」親身になってくれますが、あくまでもそこまでのお付き合い。最後の最後は、持ち家は自己責任になりますので、めんどくさいですが誰かに任せず一度は自分の力で作ってみるのを強くおすすめします!

ライフプランを考える際の3つのポイント

ライフプランを考えるときのポイントは次の3つです。

  1. 今現在「できていること」をベースに考える
  2. 三大経費をはじめとする生きるのに必要なお金から洗い出す
  3. 収入について、不確定要素はできるかぎり盛り込まない

今現在「できていること」をベースに考える

「マイホームを買ったら毎日夕食は納豆ごはんと味噌汁にする」等、できもしない無茶なことを考えてはいけません。

生活レベルを下げるのは、想像以上にめちゃくちゃストレスがかかります!

今まで週1回外食にいっていた家庭が、隔週にする。 

最初は「まぁできるかな」と思っても「あー、今日はごはん作らなきゃだ💦」みたいな疲労感が何ヶ月、何年も続くとなかなかしんどくなってきます。

もちろん、「固定資産税」「保守修繕費」など賃貸物件なら必要のない支出項目が増えるので、支出金額もほとんどの家計において増加すると思われます。収入が増える見込みがない場合は数千円おこづかいを減らすなど、ある程度の自制・節制は必要になります。

今、実際につかっている月々のお金を見直し、無駄は省くが無茶はしない。この視点が大切です。

生きるのに必要な経費から洗い出す

家計の三大経費とは住居費・教育費・老後の生活費と言われます。

今回は住居費をコントロールするためのライフプランを作っているので、他の2つを主に見ていきます。

収入ー貯金ー住居費以外の家計全体の支出=「家にかけてもいい予算」(住居費)

こんなイメージです。

実際にはまだ体感していない予算もあると思いますのでネットで世間の平均などを調べながら計算していきましょう。

毎月生きるのに必要な支出毎月ではないが必ず発生する支出先々必要になる支出
食費自動車関連
(車検、税金、任意保険、オイル交換などのメンテナンス等)
教育費(主に大学進学)
日用品費税金老後生活費
水道光熱費各種保険料大規模修繕費
通信費教育費その他
交通費(ガソリンなど)各種 年会費(アマプラ等)
保険料交際費(帰省時手土産等)
医療費旅行つみたて
被服・理美容費その他
娯楽費
その他
必要経費の数々・・・

お子さんを私立に行かせたいか国公立一択なのか、なども教育費に大きく関わります。

また、先々の大きな支出(子どもの学費や老後資金など)については、貯金だけではまかないきれませんので計画的な積立&資産運用が必要です。いくら積み立てればいいのか、わたしはみんかぶのシミュレーションを使っています。

収入についての不確定要素は排除する

シミュレーションはある程度「こうなっていく予定」を盛り込まねばなりません。

ですが

・ボーナスを世帯収入に含めない

・55歳過ぎたらむしろ月収が数万円下がることを見込む

は、折り込むべきと思います。

どんな大手企業でもある時突然ボーナスがなくなる場合があるということを、コロナ禍で学びました。ちなみにわたしは一度目の転職の際に経験済みです。入社2期目の夏にいきなりなくなりました。

また、ある程度の年齢からは役職給や年齢歩合が減ったりするのでサラリーマンで右肩上がりの方はそんなに多くないんじゃないかなと思います。

ちなみに、「突然の会社倒産」「二馬力予定だった妻が働けなくなった」などの超・超・超!!!最悪の想定はあまり意味がないと思います。

それはもはや天災と同じ。個人の努力のみでどうにもなりませんし、「そん時はそん時じゃ!最悪、家は手放してかわいらしいアパートでこぢんまり暮らそうや」くらいに割り切らないと何もできません。

【忘れるな!】持ち家は豊かに暮らすためのツール

最後に、豊かさをプラスしよう

ここまで、主に「日本国内で息をするだけで払わなきゃいけないお金」をピックアップできたかと思います。

娯楽費や旅行積立なんかもリストアップしましたが、あくまで最低限の話。小さい子どもがいて、まわりのお友だちは「夏休みに●●行った〜!」とキャッキャしているのにうちの子だけ…とならないための最低限。

ここからは、「この予算があったら、家族の暮らしが豊かになるなぁ」と思うものをピックアップしてください。

例えば、旅行費は近場の最低予算で組んでいたけど、本当は3泊4日で飛行機に乗せてやりたい✈ など。

あくまでも家はより豊かに暮らすためのツールですから、現時点で想像できる「豊かさ」を犠牲にしてまで買う必要はないと思います。見栄の買い物はしないのが賢明です。

おこづかいも、このあたりで計上してみましょう。これくらいで頑張れるな、という少しは我慢するけど無理じゃない金額。「自分で自分をコントロールする」意識が大切です。

引き算の答えが、あなただけの「マイホーム予算」

ここまでお疲れ様でした。

収入 ー (必要経費+豊かさ予算)= あなただけのマイホーム予算

※実際には、算出された金額を12で割った金額が苦しくない住宅ローン返済額という考え方です

いくらになりましたか?

家が買えそうな予算が出ましたか?

希望どおりの金額じゃなくても、頭金の増額や住宅のスペックを検討したり、また次の打ち手を考えていくことができます。

住宅ローンを組む場合、特に長期のローンを組むことを前提としている場合は、絶対に自分の力で先々のことを想像する・見通しを立てるという努力をしてみてほしいです。

「銀行の人が大丈夫だって言った」「不動産屋さんが大丈夫だって言った」「同僚も、同じ感じでやってる」

これ、ぜーーーーーーんぶ人任せ。

家は家族の幸せを倍増させるかもしれませんが、それと同時に家族の人生を巻き込む買い物です。そもそも自分のケツを自分で拭く気すらないやつが買っていいシロモノではないと個人的には思います。

ライフプランを立てて「…おッ…、こりゃあますます稼がないとな…」「絶対にこの手取り以上は稼ぎ続けるんや…🔥」と覚悟と気合いが持てたときに購入するのが吉です。

ぜひ、ながーーーーい目で見てみてください。

マイホーム計画の参考にした本1


マイホーム計画の参考にした本2


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この記事を書いた人

雪国でたくましく暮らすアラフォー兼業主婦。
お金を貯めるより使うほうが得意だったけれど、ある日貯金に目覚める。
料理が好きなので、いかに安く美味しく食べながら貯金を最大化するかを日々研究中。
#ファイナンシャルプランナー #介護福祉士 #節約レシピ

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